豚肩ロースですき焼きレシピ ほか部位との比較も

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

すき焼きは豚肉で食べても美味しい!」を実践して検証します。
市販されている豚肉もいくつか部位がある(豚肩ロース、豚バラ肉、豚モモ肉など)のでその比較や、豚肉に合う具材の紹介をします。

豚肩ロースすき焼きレシピ

すき焼き豚肩ロースレシピ

前回の「春野菜すき焼き」を実践したときに改めて感じたことですが、やっぱりすき焼きにはお肉が欠かせないです。
豆腐・ネギ・キノコ類など、すき焼きで美味しい具材はたくさんあるけど、やっぱりお肉なんです。
ただ牛肉じゃなくても、豚肉や鶏肉でも美味しいと思うんです。すき焼きのルーツが「軍鶏鍋」説もあるし。

ということで、今回は豚肩ロースを使ったすき焼きを実践!鍋に入れる具材も豚肉に合うものをチョイスしてみました!


1、豚肉の各部位について

2、材料の紹介

3、ニラの仕込み

4、ナスの仕込み

5、卵の巾着

6、盛り付け&実食レポ

7、まとめ


豚肉の各部位について

肉屋に行って普通に販売されている豚肉の中でもおそらくすき焼きにむいているのは、肩ロース・ロース・豚バラ・モモ肉あたりだと思います。
で、この4部位それぞれの特徴を並べてみます。

・豚肩ロース
豚バラ肉ほどではないけど、脂があります。だからいろんな料理に使われています。豚カツやカレーなどでも。鍋で煮込むと脂が出てくるのですき焼きにも向いています。

・豚ロース
肩ロースと似ているけど、それほど脂はない。赤身と脂のバランスがウリの部位です。きめ細かい舌触りで、ポークソテーとかで使われてるイメージ。

・豚バラ肉
豚肉の中では脂王と呼んでも差し支えないでしょう。角煮やチャーシューにもぴったり。火を通しても柔らかい。

・豚モモ肉
ほぼ赤身で脂はかなり少ない。高タンパク低脂肪、な部位。さっぱり食べられるけど、火を通すと固くなりやすい。

で、今回は豚肩ロースをチョイス!

材料の紹介

今回のすき焼きは、牛肉ではなくて豚肉を使うので、周りの具材に関しては豚肉と相性の良さそうなものをチョイスしました。

豚肩ロース300g
ニラ1束
ナス1本
豆腐1丁
白菜2〜3枚
モヤシ1袋
2個
油揚げ1枚
すき焼きの割り下適量

豚肉 × ニラ は鉄板でしょう。スタミナ炒めとか、キムチと合わせても間違いない!
豚肉 × ナス も美味しいに決まってます。一緒に炒めて辛味噌味でもいいし、ポン酢も間違いないぞ!
であとモヤシ。これに異論はないはずです。

ニラの仕込み

「ニラの仕込み」といっても、まぁ切るだけなんですが。だいたい4cmくらいの食べやすい長さにカットすればOKです!

すき焼き豚肉レシピ

ニラの仕込み

ナスの仕込み

これまた「ナスの仕込み」といっても、まぁ切るだけっす。ヘタを切り落として、縦に4等分で!

すき焼き豚肉レシピ

ナスの仕込み

卵の巾着

これはただ思いついただけの具材です。卵と油揚げが冷蔵庫にあまっていたので作ってみました。
油揚げの仕込みとしては、油抜きをするべきです。特に今回はすき焼きにして味を染み込ませたいときは、1分間くらい鍋で煮たほうがいいです。
それを半分に切って、中に生卵をパカッとやります。

すき焼き豚肉レシピ

生卵 in 油揚げ


それを爪楊枝で留めて完成。
すき焼き豚肉レシピ

卵の巾着

盛り付け&実食レポ

あとは豆腐・白菜を適当に切って、モヤシを水洗いしたら仕込みは完了。鍋に盛り付けていきます。↓こんなかんじ。

すき焼き豚肉レシピ

豚肩ロースすき焼きの盛り付け

そこに、すき焼き黄金比割り下を投入!!

すき焼き豚肉レシピ

黄金比割り下を注ぐ!

で、適度に煮込んで、

すき焼き豚肉レシピ

煮込んでいく

完成!

すき焼き豚肉レシピ

煮込んでいく

実食です!

すき焼き豚肉レシピ

ニラと一緒に豚肩ロースを食べよう

まあ、素直な感想としては、『美味い!』です。
牛肉の場合とは全然ちがう味の脂が鍋に溶け出していき、白菜もいつもと違う味わい。
個人的な感覚なんですが、牛肉の脂はヌメッとしていて具材をソフトにふんわりコーティングしていくかんじ。
対して豚肉の脂はカラッとしていて、具材をちょっと強引に包み込んで逃さない!というかんじ。街の中華食堂の料理っぽいイメージ。
べつにそこに優劣があるわけではなく、食べ合わせるほか食材や味付けとの相性の問題ですよね。
で、このニラに関しては、豚肉との相性がバッチリ!もうモリモリ食べて元気でちゃうやつですこれは。

さらに、

すき焼き豚肉レシピ

ナスとも一緒に豚肩ロースを食べよう


ナスですね。これもニラ同様に、豚肉もとい豚の脂との相性が抜群に良いです!

具材を豚肉寄せにしたせいか、かなり完成度の高い「豚肩ロースすき焼き」になりました。

ただ惜しむらくは、この豚肩ロースです。
どうしても、すこし固くなってしまう。
牛肉と違って、生の赤いまま食べるわけにはいかないので、ちゃんと煮込むことになるのですが、そのせいで固くなってしまいます。
柔らかくたべるなら、なるべく火を通しすぎないようにするしかない。
あとは、いま書きながら思いついたけど、「スキしゃぶ」という食べ方でも良かったかもしれないですね。
割り下を少し薄めの味付けにして、ボコボコ沸騰しているところに豚肩ロースを入れ、しゃぶしゃぶの要領で色が変わったら食べる!
これが良いかも。ああ、あのときには思いつかなかったなぁ。

あと、卵の巾着です。

すき焼き豚肉レシピ

卵の巾着煮込み

煮込み時間は普通にゆでたまごを作るのとおなじ感覚です。
10分弱煮込んで↓

すき焼き豚肉レシピ

卵の巾着煮込み半熟気味


15分弱煮込んで↓
すき焼き豚肉レシピ

卵の巾着煮込みかため

卵の巾着、めっちゃ美味い!!!
ふっくらとして油揚げに、すき焼きの割り下といろんなダシがたっぷり染み込んで、中に入れた卵と良いバランスになります。これはオススメ!

まとめ

ほぼほぼ満足のいく実践になった。
やはり豚肉のすき焼きは美味しかったし、牛肉とは違う味わいの美味しさがあったのが良かった。
しかし、豚肩ロースの肉に関しては大満足とはいかず、もっと美味しく食べるには何か工夫をしないといけないと思う。
とりあえず、次回は豚バラ肉ですき焼き実践することを決意!

※ 間違っても、「豚肩ロースのすき焼きが不味い」というわけではないです!
 前述の通り、美味しい。間違いなく美味しい。ただ、もっと美味しくすることができそう!という感想です。