先日「トマトはどんな鍋物にも合う!」と豪語する女性と話しをしました。
「トマトはすき焼きにも合うはずだ!間違いない!断言できる!」と。
すき焼きには合わないかなぁ…と考えながら聞いていたところ、
その女性いわく「ビーフストロガノフ、ハッシュドビーフ、ビーフシチューも。牛肉とトマトは間違いないから!」と。
「じゃあやってみましょうか、トマト入りのすき焼き。ウチで一緒に料理しましょうか?」とその女性をどさくさ紛れに誘ってみたら
「いや、絶対に美味しいから大丈夫。やったら報告して」って・・・。
ということで独身30男が一人暮らしの自宅でトマトすき焼き作ったという話です。
強烈な落とし穴もあるので、レシピと合わせて参考にしてみてください。
1、トマトの仕込み
トマトの仕込み
簡単にいうと、「皮を剥く〜カットする」という流れです。
トマトの皮を剥く方法は、直火・湯むき・レンジ・冷凍などがあるようですが、今回は僕の偏見により「湯むきが1番おしゃれ」ということで湯むきしました。
沸騰したお湯に10秒入れて上げる、そして冷水に!もう冷水にいれた時点で皮がホロホロと向けてきます。
これ見てて思うことがありました。
サウナで10分とか粘ったあとに水風呂はいるじゃないですか。あの水風呂はいったときの自分の体もこんな感じになっているのかと。こ、こわくないっすか?!?!
この状態↓
簡単です。あとは指でトマトの皮を剥いていきます。するすると剥けます。これ考えた人すごいなあ。
で、こうなる↓
そして8等分にカットします。
こんなかんじ。これでトマトの仕込みはおしまいです。お湯さえ沸かしてあればここまで3分でできます。
トマト以外の仕込み
トマト以外にいろんなものを入れましたが、今回はトマトという野菜をより楽しむために、普段とちょっと違う野菜の扱い方をしてみました。
コンセプトは『冬の野菜』です。
まず水菜!旬は12~3月です。いいですよねー水菜って。
シャキシャキっとした歯ごたえと、少しだけ青臭いけど、爽やかさの勝るあの匂い。
水菜、好きだ!名前がもう良い。ミズナ。女子の名前だったら絶対かわいいじゃん。ミズナ、好きだ!
根元だけ切り落として、5等分します。
次にネギ!
ネギはもはや1年中ある野菜ですが、旬は11~2月です。
ネギに関しては別に可愛さは感じません。
普段、僕はネギをカットするとき斜めにカットします。
真横から包丁を入れて輪切り(?)にすると、煮えるのに時間がかかる反面、歯ごたえがあり、また味がギュッとネギの中にこもるのでジュワァっとした食べ応えが美味しいのはたしかですが、
僕は斜めカットにして太い部分と斜め部分の両方を楽しむのが好きなので。
ただ、今日はちょっと趣向を変えて白髪ネギにしてみます!
まず5等分くらいにカットして、
縦向きに包丁を入れる。
こうして↓
こうして↓
こうする↓
ネギの青い部分と、芯の部分も同じように細く切ります。これ大事です!
こうすると繊維が残って、食べた時の歯ごたえが良いんです!これの食べ方は絶対おすすめです。
ネギは捨てるところがない、とはよく言ったものです。(聞いたことないけど。)
で、シャキシャキになれーと念じながら水にさらしておきます。
美しいな!ネギ!さっき可愛くないとか言ってすまん。
ネギとは美しいのだな。生きろ。
あと普段すき焼きに使わないけど、クレソンを入れてみました。
クレソンの旬は3~6月くらいです。冬というよりは、春野菜ですね。。ステーキの付け合わせにも付いてくるし、肉にはよく合うはずです。
葉っぱ部分というよりも、この根元に近い部分の食感&味に期待!
クレソンは適当に4~5等分に切りました。
エリンギは真っ二つに。
エリンギの旬は、10~12月です。冬きのこ!
とうことで、今回の具材は
・トマト
・水菜
・ネギ
・クレソン
・エリンギ
に注目だ!!
あと、白菜を少し・えのき・焼き豆腐・牛肉(サーロインと肩ロース)を加えました。
鍋に全部盛り付けてみるとこんなかんじ↓
なかなか綺麗!!
食べ方ひと工夫
実食です!
まず、写真を見ただけでてもうとわかると思いますが、トマト入りのすき焼き、間違いなく美味しいです。
冒頭の女性が話していた通り、牛肉とトマトの相性。これは疑いの余地なくバッチリです!もともと心配はしていませんでしたが、ここまで合うとは!
むしろ心配していたとすれば、すき焼きの割り下とトマトの具合です。結果的には、とても良い相性です。
何よりも、トマト以外の食材では味わえない旨味が鍋に広がります。新しいすき焼きに出会った印象でした。
注意点があるとすれば、トマトに水気があるので割り下がすこし薄まるということ。
気になるようなら割り下を濃い目に作るか、鍋で煮詰めながら食べるのがいいと思います。
クレソンも良かったです。
煮すぎないで、というかむしろほぼ生で食べるのが最高です。ちょっとピリッとする感じが、牛肉や割り下とよく合う!
で、食べ方にもひと工夫してみました。
まず、水菜やトマトなどの野菜を生肉で巻いて
↓
鍋の中にいれて食べる。
It’s like a Shabushabu !! HAHAHA !! 見ろ、まるでしゃぶしゃぶのようだ!
こういうかんじです↓
野菜の間にすき焼きの美味しい汁が入り込んで、口にいれると
ジューシー肉 & シャキシャキ野菜 & 黄金比の割り下 のトリプルコンボ!
う、美味い!
いや、美味すぎるぞ!まじかよ!これはもっとすき焼きのスタンダードになっていいんじゃないか!?
ほんとそれくらい美味しいです。
トマトの酸味が、甘しょっぱい割り下に溶けていて、牛肉の脂と合う合う!
でシャキシャキ系の野菜だからね。
これは・・・酒が止まらないですね。飲みましたよ。1人でな!
注意事項
これはトマトのすき焼きを絶賛する者の責任として一筆すべきだと考えましたので、書き加えておきます。
結論から書くと、グツグツと鍋で煮込んだトマト、めっっっちゃ熱いです!!
僕は猫舌ということは全くなく、むしろ熱いものもガンガン食べられるタイプなんですが、このトマトの熱さには驚きました。
驚くと同時に口の中を火傷しました。。。
すき焼き王になるのも楽じゃないぞ。
すき焼きのなかの熱い具材代表としては、豆腐がると思いますが、あれとはまったくタイプの異なる熱さです。
豆腐は全体的に熱くって、噛んだときに中が特に熱い。でハフハフしながら食べられるタイプ。
トマトは、もう表面がチンチンに熱いです!そしてそこに注意しながら噛んだときに溢れ出るトマト果汁!これ!めちゃくちゃ熱い!
知らずにガブッといくと一発で火傷すること必至です。
僕はこのトマトの果汁が熱すぎて涙がでましたよ。一人暮らしの部屋の中で。
おっさん1人でトマトが熱くて泣いてるってなんだよこれ…という涙も追加で流れました。
まとめ
まとめです。
トマト入りのすき焼き、これは牛肉とも割り下とも相性がとても良く、とても美味しかったです。
すき焼き王としても、ひとにオススメできます。
準備や調理がとても簡単なのも良いです。
夏になって旬のトマトが出てきたら、きっとまたトマトのすき焼きを作って食べると思います。
それくらい美味しかった!!
ただ惜しむらくは、冒頭の女性と一緒に食べずに1人だったということ。。報告だけはするつもりです。
以上です!